I ラバーの接着と反発および回転について(第1報)

II 卓球選手のスポーツビジョン能力の性差

III 1997年世界選手権代表選手の基礎体力

 

報告者

 

研究責任者

 

研究班員

  • 蛭田秀一 (名古屋大学)
  • 柴田幸男 (東北福祉大学)
  • 吉田和人 (静岡大学)
  • 牛山幸彦 (新潟大学)
  • 葛西順一 (早稲田大学)
  • 島岡みどり(名古屋大学)
  • 飯本雄二 (中京女子大学)
  • 竹内敏子 (中京大学)
  • 渡辺雅之 (東京学芸大学)
  • 小嶋武次 (東京大学)
  • 白山正人 (東京大学)
  • 安藤真太郎(筑波大学)
  • 吉松俊一 (更埴中央病院)
  • 松尾史郎 (東芝林間病院)
  • 小田健司 (千葉大学)
  • 東照正  (大阪大学)
  • 石垣尚男 (愛知工業大学)
  • 高島規郎 (近畿大学)
  • 石垣尚男 (愛知工業大学)
  • 小田健司 (千葉大学)
  • 山本富士夫(福井大学)
  • 辻 裕   (大阪大学)
  • 榊原浩晃 (東京成徳大学)

 

研究協力者

  • 真下一策 (井上記念病院)
  • 遠藤文夫 (東京メガネスポーツヴィジョンセンター)
  • 宮永洋一 (東京メガネスポーツヴィジョンセンター)
  • 洪順化  (中京女子大学)
  • 岡本みずほ(国際卓球学会)
  • 村口久美子(国際卓球学会)
  • 曽根祐二 (東京学芸大学)
  • 中村正彦 (東京学芸大学)
  • 三澤美玲 (東京学芸大学)
  • 原雄一郎 (東京大学)
  • 正木浩之 (東京大学)
  • 今井盛広 (東京大学)
  • 川本ゆかり(東京大学)
  • 飯塚太郎 (東京大学)
  • 西嶋洋子 (明治生命厚生事業団体力医学研究所)
  • (株) 東京メガネ
  • (財) 日本体育協会スポーツ科学研究所

 

I ラバーの接着と反発および回転について (第1報)

飯本雄二,吉田和人,洪順化

 

はじめに

一流卓球選手はラバーの弾みや回転のかかり具合に敏感であり,使用感が変わると直ぐに張り替えている。

さて,接着剤は乾燥することによって特性を変えることは確かであるが,いったいどの程度の違いが生じるのであろうか。また,ラバーを効果的に貼り付けるためにはどのような張り方が適当であろうか。ラバーの接着剤と言えども,競技力を維持するためには重要な用具の一部として捕らえることができる。

本研究は,接着剤による反発係数の違い,張り方による反発係数と回転の違いについて簡単な実験を試みた。

 

方法と結果

使用した裏ソフトラバーとラケットはすべて公認同一規格のものである。

また,実験室の気温は常時25℃であった。

撮影は高速度ビデオカメラ(Photron社製,9000fps)で行った。カメラはボールの進行方向に直角な位置に設置した。撮影影像はボールの速度と回転数を算出するために用いた。

ボールの回転は模様を書き込んで判別した。

 

1 接着剤の反発係数比較

接着剤は3種類(T-Glue;T社製,N-Glue;N社製,B-Glue;B社製)使用し,ラバー1枚を4等分したものに,ラバーとラケット板の接着面にそれぞれ1gずつ計2g塗布した。接着は,塗布面が乾燥してからの押し張りであった。ボールは図I-1に示したような無回転ボールを発射する装置を自作して衝突させた。

 

図I-1 ボール発射マシンの概略図

無回転ボール発射マシン

順回転ボール発射マシン

 

反発係数(衝突後ボール速度/衝突前ボール速度)は,図I-2に示した。上段がT-Glue,中段がN-Glue,下段がB-Glueによる接着である。回帰係数は非常によく似ており,接着剤の違いによる差はほとんどない。1週間経過した後の回帰係数は全体的に切片と傾斜が低くなっているが,大きな差は見られない。6つの回帰グラフは,何れもよく似たグラフである。実験結果についてのT検定結果は何れも有意差が認められなかった。

 

図I-2 無回転ボール衝突時の反発係数の比較

 

2 張り方と反発係数

ラバーの接着は,韓国オリンピック代表選手ならびに日本留学後学生選手権で優勝経験を持つ選手が行った。一流選手は,ラバーを接着するときややラバーを牽引しながら張り(牽引張り)付ける。

牽引張りの反発係数測定結果(図I-3)は,張り付け直後および1週間後ともに先の実験結果よりもやや大きめの切片と傾斜を示した。先の実験との比較では,低速(9m/s以下)で差が認められたものの,中速・高速では有意差は認められなかった。また,1週間後の切片と傾斜は先の実験と逆に直後よりも大きめの値を示したが,直後との有意差は認められなかった。

 

図I-3 牽引張りの反発係数

 

3 張り方と回転比

回転に関する実験は図I-1に示したようにButterfly社製ROBOT RIIIを用いて行った。

衝突速度は15.2±0.46m/s,回転数は102±3.8rpsであった。

回転比(衝突後の回転/衝突前の回転)の測定結果は図I-4に示した。

 

図I-4 張り方による回転比の違い

 

牽引張りの回転比は平均0.30±0.05となり,ただ押し張りの平均0.27±0.03よりも約1割大きくなったが,有意差は認められなかった。

 

おわりに

今回は張り方によって低速度衝突時の反発係数に差がみられたが,他の差は見出せなかった。全体的にみて,速度よりも回転に対して接着の影響が大きいように思われた。

 

謝辞

この研究は,度重なる実験を補助して頂いた中京女子大学大学院生の谷村尚美殿,湊孝子殿ならびに中京女子大学生の酒本尚美殿の協力があって実施できました。ここに深く感謝の意を表します。


 

II 卓球選手のスポーツビジョン能力の性差

真下一策,石垣尚男,遠藤文夫

 

1 目的

卓球は連続する非常に速いラリーのなかで,多様な球種にたいして敏速かつ的確な対応が求められる競技である。このため,いわゆる眼が良いことは卓球選手に求められる能力の1つである。しかし,この場合の眼は単に視力の良さのみでなく動体の素速い把捉や,瞬時の知覚能力,距離感覚といった,いわゆる「視る能力」の総体であることはいうまでもない。

このような視点から卓球選手の視る能力(以下,スポーツビジョン)の研究に着手した。卓球選手は他のスポーツ選手と比較してDVA動体視力に優れているが,眼と手の協応動作が劣っていること(平成5年度・日本体育協会スポーツ医・科学研究報告),また,強化指定選手(以下,強化選手)とユース選手の比較では強化選手の方が優れていること(平成6年度の同報告),強化選手と大学卓球選手では,強化選手はDVA動体視力と眼-手の協応動作で有意に大学選手より優れていることを明らかにした(平成7年度の同報告)。

以上のように,これまでの調査は卓球選手の競技適性の視点から選手の特徴を見い出すことであった。しかし,これまでの調査では卓球選手のスポーツビジョン能力の性差は明らかになっていない。体格や体力に差があるように卓球選手のスポーツビジョン能力の性差があるとすれば競技力の差に関係していることも考えられる。今回は卓球選手のスポーツビジョン能力の性差を明らかにすることを目的とした。

 

2 方法

調査対象

  1. 94年〜97年のそれぞれ1月に(株)東京メガネスポーツビジョンセンタ-において強化選手およびユース選手の測定を行ってきた。4年間に測定した延べ人数は男女合計60名(男子27名,女子33名)である。累積した60名のデータの中から97年1月に測定した選手はその時点のデータを採用し,それ以外の選手は94,95,96年1月の測定のうち最も新しいデータを採用した。
  2. 95年11月に測定した関東大学学生卓球リーグに所属する選手86名(男子45名,女子41名)の男女の差を比較した。
  3. 95年9月までに測定した卓球を除くスポーツ選手399名(男子272名,女子127名)の性差を比較した。種目は野球,サッカー,バレーボール,バスケット,テニス,剣道,バドミントン,ボクシングである。これをその他のスポーツ群とした。

測定方法

測定は東京メガネスポーツビジョンセンタ-で行った。測定項目と方法は平成5年度日本体育協会スポーツ医・科学研究報告に示したものと同様,以下の8項目である。

  1. 静止視力
  2. KVA動体視力
  3. DVA動体視力
  4. コントラスト感度
  5. 眼球運動
  6. 深視力
  7. 瞬間視
  8. 眼と手の協応動作

 

3 結果と考察

表II-1は強化選手(ユース選手を含む男子15名,女子18名)の実測値の個人データと平均,標準偏差である。表II-2は強化選手と大学選手,その他のスポーツ群の男女別の平均値である。図II-1は強化選手,大学選手,その他のスポーツ群とも男子を100としたときの女子選手の割合を%で表示したものである。

 

表II-1 強化指定選手のスポーツビジョン得点の個人データと平均・標準偏差

男子選手 静止視力 KVA動体

視力

DVA動体

視力(rpm)

コントラ

スト感度

眼球運動

(point)

深視力

(cm)

瞬間視

(Point)

眼と手の協

応動作(sec)

遊沢 1.6 1.07 38.2 7 88 4.3 18 73
渋谷 1.6 1.19 38.8 6 82 9.3 16 77
鬼頭 1.5 0.92 38.8 5 96 4.0 12 79
木方 1.3 0.57 37.6 6 94 1.3 15 77
岩崎 1.4 0.61 38.6 5 84 6.0 14 76
田崎 1.2 0.48 37.0 3 96 6.0 15 74
松下 1.2 0.72 33.6 4 94 19.7 17 80
中田 0.3 0.10 38.4 1 92 50.0 15 73
増田 1.4 0.84 38.4 5 70 10.7 10 76
真田 0.5 0.21 37.8 0 92 17.0 13 82
大森 1.4 0.77 39.4 6 88 4.7 17 84
野平 1.6 0.96 39.0 6 100 18.0 12 76
今枝 1.5 0.82 36.0 4 74 10.6 16 80
村上 4.5 0.87 35.2 6 88 6.0 9 85
仲村 1.4 0.65 37.0 6 92 7.6 14 79
                 
平均 1.29 0.72 37.59 4.60 88.67 11.68 14.20 78.09
標準偏差 0.39 0.30 1.60 1.96 8.27 11.93 2.60 3.69

 

女子選手 静止視力 KVA動体

視力

DVA動体

視力

コントラ

スト感度

眼球運動 深視力 瞬間視 眼と手の

協応動作

岡崎 1.4 0.87 38.2 7 94 2.7 18 79
武田 1.4 1.00 38.8 6 86 6.0 16 83
西飯 1.6 1.33 28.8 6 86 26.3 112 77
梅村 1.4 1.15 39.0 5 88 15.0 13 83
高草 1.5 1.12 38.8 5 76 6.0 15 92
坂田 1.5 0.70 39.0 6 84 15.0 14 86
松岡 1.4 0.77 36.2 6 82 8.3 13 83
小山 1.2 0.61 38.6 6 68 8.0 9 84
佐藤 0.8 0.20 37.8 5 76 11.0 18 80
東童 1.6 0.78 38.2 5 70 12.7 14 81
大野 1.2 0.73 38.2 5 90 14.0 10 82
海津 1.5 1.07 38.2 6 78 14.0 16 80
河野 1.2 0.58 37.6 6 98 16.7 13 86
川越 1 0.59 37.0 3 94 11.3 9 85
米倉 1.1 0.94 39.0 6 86 39.0 11 94
塩見 1.6 0.90 36.6 5 94 36.3 12 95
大柿 1.3 0.55 38.0 6 78 17.3 15 84
増田 1.3 1.06 38.2 6 72 3.6 17 85
                 
平均 1.31 0.78 37.96 5.40 82.27 15.21 13.27 85.33
標準偏差 0.23 0.26 0.83 0.83 9.28 9.92 2.74 4.75

 

表II-2 強化選手と大学選手、その他のスポーツ選手の平均値

強化選手 静止視力 KVA動体

視力

DVA動体

視力

コントラ

スト感度

眼球運動 深視力 瞬間視 眼と手の

協応動作

男子(15名) 1.29 0.72 37.59 4.60 88.67 11.68 14.20 78.07
女子(18名) 1.31 0.78 37.96 5.40 82.27 15.21 13.27 85.33

 

大学選手 静止視力 KVA動体

視力

DVA動体

視力

コントラ

スト感度

眼球運動 深視力 瞬間視 眼と手の

協応動作

男子(45名) 1.16 0.70 36.38 5.14 85.86 14.26 13.13 82.76
女子(41名) 1.31 0.75 36.41 5.32 83.17 12.08 12.78 86.66

 

その他 静止視力 KVA動体

視力

DVA動体

視力

コントラ

スト感度

眼球運動 深視力 瞬間視 眼と手の

協応動作

男子(272名) 1.26 0.77 36.33 5.20 83.42 15.90 12.57 83.15
女子(127名) 1.22 0.73 35.50 5.38 83.30 14.91 12.58 85.38

 

 

その他のスポーツ選手に較べて卓球選手に共通しているのは,強化選手,大学選手とも女子の方が静止視力,KVA動体視力,コントラスト感度において優れ,瞬間視,眼-手の協応動作で劣り,DVA動体視力では差がないという傾向である。ただし,深視力では強化選手,大学選手では共通した傾向がみられていない。しかし,それぞれ男女の差の検定(T検定・両側)では強化選手,大学選手とも眼-手の協応動作にのみ男子の方が女子より優れており(それぞれP<.01),それ以外の項目では男女間に有意な差は認められなかった。その他のスポーツ群ではDVA動体視力と眼-手の協応動作で女子の方が統計的に有意に低かった。

この調査では比較対照であるその他のスポーツ群の種目が男女共通ではない。スポーツ特性を考慮すると対照群として適切ではないが,その他のスポーツ群では男女間の有意な差はDVA動体視力と眼-手の協応動作である。また,卓球選手には強化選手,大学選手に共通して女子の方が静止視力,KVA動体視力,コントラスト感度において優れ,瞬間視,眼-手の協応動作で劣り,DVA動体視力では差がないという傾向であったものの,有意差は眼-手の協応動作のみである。

その他のスポーツ群ではDVA動体視力は男子の方が優れていた点について,Burg1)Ishigaki2)らはDVA動体視力は男性の方が優れていると報告しており,それを裏付ける結果となっている。しかし,卓球選手では強化選手,大学選手ともDVA動体視力には男女間に差がなかった。これはおそらく非常に速いラリーを繰り返すという卓球のスポーツ特性が男女間の差をなくしているのではないかと思われる。

眼-手の協応動作にはいずれの群とも有意に男子の方が優れていた。しかし,これには測定装置による影響が考えられる。眼-手の協応動作の測定にはAcu-Vision 1000という縦90cm,横120cmのパネルを用いる。120個のランダムに点灯する視標をタッチするために要する時間をパラメータとしているが,男女でパネルの大きさは同じである。このため,身長とくに上肢長が短い女子選手はパネル周辺へのタッチで不利となる。

そこで1993年度の強化指定選手の形態・体力測定結果3)から,強化選手の上肢長の左右合計の平均を算出すると,女子は男子の92.5%であった。これを強化選手の眼-手の協応動作の男女比91.5%と比較するとほぼ一致する。大学選手の男女の上肢長の差は不明であるが,まず強化選手と同様と考えてよいであろう。したがって,得られた眼-手の協応動作の男女差はみかけの差であって,形態の差に基づくものとみなされよう。したがって卓球選手のスポーツビジョン能力には性差がないということができる。

 

まとめ

  1. 卓球選手のスポーツビジョン能力には強化選手,大学選手とも男子の方が眼-手の動作において統計的に優れていたが,他の項目には有意な差がなかった。
  2. しかし,眼-手の協応動作の測定法を考慮すると,差は男女の形態の違いによるものと考えられた。
  3. したがって,卓球選手のスポーツビジョン能力には男女間で差がないと結論した。

 

参考文献

  1. Burg,A:Visual acuity as measured by dynamic and static tests. J of Applied Psycology,50,460-466,1966.
  2. Ishigaki,H. et al: Implications for dynamic visual acuity with changesin age and sex. Perceptual and Motor Skills, 78, 363-369, 1994.
  3. 蛭田秀一ら:1993年度強化指定選手の基礎体力,日本体育協会スポーツ科学研究報告 -競技種目別競技力向上に関する研究-,p137,1996.

 

III 1997年世界選手権代表選手の基礎体力

蛭田秀一,西嶋洋子,油座信男

 

1 研究の意義

卓球競技において,ゲーム中,高度でしかも多様な技術を発揮し続けるためには,いわゆる基礎体力(筋力・筋パワー,全身持久力,柔軟性)が優れていることが必須条件である。したがって,強化指定選手(以下,強化選手と記す)の基礎体力を測定し,その結果を過去の測定値と比較することは,選手や指導者に対して,今後のトレーニング計画を立案する上で重要な資料を提供する。

 

2 対象者および測定内容

  1. 対象者:世界選手権代表選手18名(男子9名,女子9名)のうち,男子の高志選手を除いた17名。
  2. 形態計測および体力測定:JOCが指定した形態および体力に関する共通必須項目。
  3. 最大酸素摂取量は,トレッドミル走による漸増負荷法から求めた。
  4. 体脂肪率は,皮下脂肪厚から計算で(長嶺と鈴木の式(1963),ブロゼックらの式(1963)による)推定値を求めた。
  5. 背筋力,立位体前屈,最大酸素摂取量(体重割)の3項目について,過去(1986〜95年度)の強化指定選手(男子のべ46人,女子のべ42人)の平均値と標準偏差を用いて今回測定した各選手のT-スコア(偏差値)を算出した。
  6. 測定日・場所:測定は,1997年1月13,14日に日本体育協会スポーツ科学研究所において実施した。

 

3 測定結果

表III-1に各選手の身長,体重,体脂肪率(推定値)の計測結果と背筋力,立位体前屈,最大酸素摂取量(体重割)の測定結果およびT-スコアを示した(その他の測定結果については省略)。

 

表III-1 1997年世界選手権代表選手の形態・体力測定結果 (一部)

男子 氏名 岩崎清信 渋谷浩 松下浩二 中田信幸 田崎俊雄 鬼頭明 遊沢亮 木方慎之介
測定項目 年齢 29 29 29 24 22 22 20 18
身長 [cm]   165.3 172.5 170.7 157.2 166.9 170.2 175.1 177.1
体重 [kg]   65.0 78.5 62.7 48.6 61.1 66.6 74.5 59.0
体脂肪率(推定) [%]   9.7 15.4 9.9 10.2 11.9 12.7 14.5 8.3
背筋力 [kg]   158 126 - 134 118 124 104 146
(1986-95年の平均±SD=145±24) (T-スコア) (55.4) (42.1) (-) (45.4) (38.8) (41.3) (32.9) (50.4)
立位体前屈 [cm]   13.7 10.0 -9.4 9.4 16.6 18.7 6.1 12.1
(1986-95年の平均±SD=11.3±7.0) (T-スコア) (53.4) (48.1) (20.4) (47.3) (57.6) (60.6) (42.6) (51.1)
最大酸素摂取量/体重 [ml/kg/分]   54.2 49.4 - 53.9 58.1 58.2 60.6 61.4
(1986-95年の平均±SD=57.2±4.8) (T-スコア) (43.8) (33.8) (-) (43.1) (51.9) (52.1) (57.1) (58.8)

高志亮選手は測定せず。

 

女子 氏名 小山ちれ 佐藤利香 坂田愛 松岡りか 高草友紀 西飯由香 岡崎恵子 梅村礼 武田明子
測定項目 年齢 32 25 22 21 21 21 20 20 17
身長 [cm]   167.3 154.5 152.0 160.2 152.4 166.5 147.2 168.8 153.5
体重 [kg]   58.5 48.8 52.2 57.2 41.0 57.4 45.7 57.7 51.5
体脂肪率(推定) [%]   15.8 11.7 18.4 16.8 17.1 20.8 16.8 16.0 22.9
背筋力 [kg]   - 104.0 79.0 92.0 58.0 93.0 63.0 96.0 79.0
(1986-95年の平均±SD=145±24) (T-スコア) (-) (54.3) (42.4) (48.6) (32.4) (49.0) (34.8) (50.5) (42.4)
立位体前屈 [cm]   8.7 18.4 15.3 19.0 15.5 15.6 17.3 11.7 14.0
(1986-95年の平均±SD=11.3±7.0) (T-スコア) (35.4) (49.9) (45.2) (50.7) (45.5) (45.7) (48.2) (39.9) (43.3)
最大酸素摂取量/体重 [ml/kg/分]   46.2 45.2 (44.7 47.9 39.2 42.0 52.4 47.6 43.4
(1986-95年の平均±SD=57.2±4.8) (T-スコア) (45.1) (43.3) (42.5) (48.1) (32.8) (37.7) (56.0) (47.5) (40.2)

SD=標準偏差

 

T-スコアが3項目とも50を上回った選手は男子の木方選手のみであった。2項目で50以上のT-スコアを示したのは,男子で3人(岩崎,田崎,鬼頭)いたが,女子にはいなかった。1項目で50以上のT-スコアを示したのは,男子1人,女子4人であった。3項目すべてで50を下回ったのは,男子で3人,女子で5人であった(測定しなかった項目がある場合もT-スコア50未満とみなした)。T-スコアの結果から,木方選手を除いた今回の選手は,基礎体力項目について過去の選手の平均値に比較して劣っている項目があり,今後これらの項目の強化が課題であると考えられた。

 

4 測定項目の説明

次の式で算出する。

T-スコア=50+[(測定値-平均値)/標準偏差]

5段階評価との対応は,T-スコア35未満が5段階評価の「1」,35-45が「2」,45-55が「3」,55-65が「4」,65以上が「5」にそれぞれ相当する。


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